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電気通信業界 品質マネジメントシステム規格 TL9000

TL9000とはISO9000の電気通信産業向け規格

TL9000は電気通信産業のために構築された品質規格で、スイスジュネーブの本拠地を置く国際標準化機構(International Organization for Standardization)で1987年に確立されたISO9000シリーズが基になっています。ISO9000シリーズは、すべての産業を対象に文書化や内部監査システムの方法論を包括する品質マネジメントシステムです。

TL9000は、ハードウェア及びソフトウェア製品とサービスの設計・開発・製造・引渡し・据付け、及び保持のための品質システム要求事項を、電気通信産業向けに体系化させたものです。TL9000に適合することにより、供給網全域における製品やサービスの販売流通時間を削減し、経営コスト効率の改善を図ることができます。

TL9000実践のメリット

TL9000を実践することにより、以下のようなメリットが考えられます。

  • 電気通信のハード・ソフトウェア製品及びサービスの統合性とそれらの効果的かつ効率よい使用を保持する。
  • 電気通信品質システム基準の数を削減する。
  • 品質システムの実践を促進し、その結果を評価するため、効果的コストとパフォーマンスに基づく指標(マトリックス--測定法)を定義する。
  • 継続的な改善を推進する。
  • 顧客―供給者間関係を強化する。
  • この産業の適合性を評価するプログラムを推進する。